医学部といえば、あらゆる学部の中でも最難関であることが知られています。したがって、適当な勉強をしても合格できる可能性は極めて低いと言えます。国立大学はもちろんですが、公立大学でも医学部に入学しようと思うと中学生や高校生のうちから相当な時間の勉強をしないといけません。有名私立に通っている高校生や中学生の中には、将来医学部に入るために入学した段階から勉強していることもありますが、それは他のライバルも同様なのでライバルよりも良い成績を取るためには、自分に合った効率的な学習が必要になります。
その効率的な学習についてですが、医学部に入るためには理系科目を勉強しなくてはいけません。また、それに加えて国語や英語など、志望する学校にもよりますが受験科目が増える可能性もあります。受験科目が数学や理科、英語だけの場合もありますが、その分難易度が非常に高くなるケースもあります。つまり、楽に合格できる医学部はないということです。
しかし、基本的には中学生や高校生は普段学校に通わなければいけないので、家庭学習はもちろんですが学校にいるときにも集中してきちんと授業を受けなくては時間がいくらあっても足りなくなります。また、ダラダラと勉強を続けても効率が上がることはないので、短期間で効果の出るメリハリのある学習をしなくてはいけません。
基本的には、教科書レベルの知識は必ず習得しておき、多くの問題を片っ端から手を付けるよりも少ない問題を何回も反復するといいでしょう。もちろん試験問題は非常に難しいですが、そもそも基本的な知識を疎かにしていると解くことができません。また、反復学習は自信にもつながるので、試験当日のモチベーションアップも期待できます。
中学生や高校生は学校で授業を受けることができ、さらに先生に質問できる環境も整っていますが、それだけで医学部に合格できるかどうかは別問題です。もちろん中には合格できる生徒もいるでしょうが、やはり効率を求めるのであれば、受験のスペシャリストがいる予備校に通うことをお勧めします。予備校は毎年試験問題を徹底的に分析して、傾向と対策をしっかりと練っています。そして、その分析結果を元にカリキュラムや授業内容を決めているので、非常に質の高い学習ができます。
また、最近では医学部専門の予備校もあります。医学部の場合は他の学部よりも難易度が高い上に、面接が課されるところも多いです。しかし、中学生や高校生が面接対策をしようと思っても、学校の先生にしか教わることができないので、必ずしも満足の行く練習ができきるとは限りません。また、実際の面接を想定した練習をしないと、本番のときに的確に回答することもできないでしょう。
しかし、専門の予備校であれば授業内容はもちろんですが、面接対策もしっかりと行っています。さらに集団授業を行っている学校とは違って個別指導もしてくれるところもあるので、自分のレベルに合ったカリキュラムを組んでくれます。個別指導のメリットは、少人数制なので気軽に質問できる環境が整っていることと、きめ細かいサポートが期待できるところです。勉強面はもちろんですが、本番の日を迎えるに当たってどのようなマインドを持っておけばいいのかなど、精神的なケアもしてくれます。中学生が予備校に通うことは珍しいと思う方もいるかもしれませんが、本気で医学部を目指しているのであればぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
中学生や高校生が医学部を目指すのであれば、学校の勉強だけではなく医学部受験を専門としている予備校に通うことがお勧めです。ただ、学校選びをするときにはカリキュラムや講師陣の実力も大事ですが、立地条件も大事です。基本的に予備校に通うのは学校が終わった後なので夕方ごろになります。土日であれば午前中から通うこともできますが、平日に通うのであれば夕方が一般的です。
したがって、帰りは夜になるのでなるべく人通りの多い場所にある予備校がいいでしょう。親御さんが学校から予備校まで送迎できるのであれば、子供も安心です。さらに、勉強できる環境になっていることも大事です。繁華街のど真ん中にあるような学校だと、未成年にとっては誘惑が強すぎるので勉強に集中できない可能性も生じてきます。きちんと学習できる環境に立地しており、さらに安全性も期待できるところにしましょう。
医学部を受験しようとするのは、現役の高校生だけではなく浪人生もいます。浪人生の場合は当然現役生よりも学習量が多いので、受験においては不利になることもあります。したがって、その差を学習の質で埋めることが大事です。優良な予備校で学習を続ければ、確実にその差を埋めることができます。特に医学部などの最難関を受けるのであれば、積極的に予備校に通うようにしましょう。