久留米大学医学部の2024年度推薦選抜は大きく変更されました。
従来の3つの入試区分(一般A日程、久留米大学特別枠、福岡県特別枠)で
出願資格のひとつとなっていた「評定平均値3.8」が不要となり、
新たに再受験生枠「自己推薦型選抜」(2名)が新設されました。
これにより学校推薦型選抜(一般)A日程が10名から8名に変更となり、
久留米大学特別枠推薦型選抜20名、福岡県特別枠推薦型選抜5名、
自己推薦型選抜2名の計35名の募集人員で実施されました。
学校推薦型選抜(一般)A日程は1浪生まで、
久留米大学特別枠推薦型選抜と福岡県特別枠推薦型選抜は2浪生まで出願が可能で、
現役生・1浪生は最大3つの併願が可能です。
また、自己推薦型選抜は大学卒業者を対象にした専願制の再受験枠となりますので、
再受験生にとっては大きなチャンスとなります。
久留米大学の推薦型選抜は、英語(60分・配点100点)、数学(60分・配点100点)、小論文(60分・配点50点)、
個人面接(10分・配点50点)で実施されます。
医学系も含めた十分な語彙力対策が必要とされ全体の読解量も多い英語、
近年は難度が高まり問題量も増加している数学に加え、
一般選抜より配点割合が高い小論文や個人面接を合わせた総合点での勝負となります。
この特長のある出題への準備をすることで受験生にとっては合格のチャンスが広がる入試となります。
本説明会では久留米大学のご協力をいただき、2024年度推薦型選抜の総括と、
2025年度選抜についての変更点と概要などを詳しく解説して頂きます。
その後は富士学院より、合格を勝ち取る為のポイントについても詳しく解説を行います。
この機会をぜひご利用ください。
6/23(日)11:00〜 ※開場 10:30〜
南近代ビル貸会議室7F(8号室)
アクセスはこちら
※同日開催の福岡大学医学部学校推薦型選抜説明会への参加も引き続き可能です。
引き続き福岡大学医学部学校推薦型選抜説明会に参加される方へは、近隣の飲食店に限りがある為、
富士学院にてお弁当をご用意します。次回開始時刻までそのまま当会場にてお待ちいただけます。
100名
※お申込は先着順でお受け致します。
無 料
2025年度及び将来久留米大学医学部の推薦型選抜受験をお考えの生徒とその保護者
※ご都合により生徒もしくは保護者様単独のご参加も可能です。
※専願:合格の場合は、必ず入学することを条件とする
(詳しくは入試説明会で解説します)
募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|---|---|
一般A日程 | 約8名 | 125名 | 123名 | 8名 | 15.4倍 |
特別枠推薦型 | 約20名 | 173名 | 169名 | 20名 | 8.5倍 |
福岡県特別枠 | 5名 | 55名 | 54名 | 5名 | 10.8倍 |
自己推薦型 | 約2名 | 4名 | 4名 | 2名 | 2.0倍 |
2024年度の学校推薦型選抜(一般)A日程は志願者数125名、
受験者数123名、合格者数8名(15.4倍)、受験者数は前年の68名から55名増となりました。
久留米大学特別枠推薦型選抜は志願者数173名、
受験者数169名、合格者数20名(8.5倍)、受験者数は前年の107名から62名増となりました。
福岡県特別枠推薦型選抜は志願者数55名、
受験者数54名、合格者数5名(10.8倍)、受験者数は前年の32名から22名増となりました。
なお、2024年度から新たに導入された自己推薦型選抜は志願者数4名、
受験者数4名、合格者数2名(2.0倍)という結果でした。
募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|---|---|
一般A日程 | 約10名 | 68名 | 68名 | 10名 | 6.8倍 |
特別枠推薦型 | 約20名 | 107名 | 107名 | 20名 | 5.4倍 |
福岡県特別枠 | 5名 | 32名 | 32名 | 5名 | 6.4倍 |
募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|---|---|
一般 | 約10名 | 81名 | 81名 | 10名 | 8.1倍 |
地域枠 | 約20名 | 117名 | 117名 | 20名 | 5.9倍 |
福岡県特別枠 | 5名 | 49名 | 49名 | 5名 | 9.8倍 |
『学校推薦型選抜(一般)A日程に合格です。おめでとうございます。』
桜の背景と共に表示されたその文字に、歓喜と感謝の涙が、私の目から自然とこぼれ落ちてきました。「無事合格しました。本当にありがとうございます」合格の一報を銘々に届けていく中、家族と同じくらいに喜び、祝福の言葉を下さったのは、私が長期休みの度にお世話になった富士学院の先生でした。
本格的に受験勉強を始めたのは、高校二年の学園祭を過ぎた頃でした。この時期に生物から物理への転向を決めたこともあり、気力の七割を物理に注ぎながらのスタート。なおかつ合格までに英検一級を取得したかったこともあり、残りの気力を英語に充てていました。結局合格にはあと少し届きませんでしたが、これが実は後々になって効いてきたのです。その話はまた後ほど。
そうして高校三年になり、いよいよ勉学に専念するようになった私へ浮かんだ問題は「数学」。そう。中学受験の時から数学が大の苦手だった私は、嫌なもの、つまり数学から逃げ続けて来たのです。模試でも数学の偏差値は激しく上下し、数学のせいで判定が低い!なんてこともしばしば。そこで、どうしよう…と悩みに悩んだ結果、GWに初めて富士学院へ行ってみることになりました。私や両親が富士学院を受験の頼み綱として選んだ理由は、先に久留米大学の医学部に進学した兄二人も、富士学院にお世話になっていたから。初めて行く前は、不安もありました。厳しくて分かりにくい先生だったらどうしよう。別の生徒から、敵視するような目線を向けられたらどうしよう。人見知りなこともあり、緊張しながら校舎へ向かったことをよく覚えています。しかし、当日出迎えてくださった先生はとても優しくフレンドリーで、初対面とは思えないほど楽しく会話をすることができました。
そしてしばらくして、久留米大学の推薦を第一希望にすることを決定。数学とにらめっこしながら、受験の天王山とも呼ばれる夏休みを迎えました。富士学院で行われるプレテストの結果を参考にしつつ対策を進めていくと、そこで衝撃の事実が判明。求められる語彙力のレベルや出題形式といった点において、久留米の英語と私との相性が抜群だったのです。高校二年生での英検対策(先述)が、まさかこんなところで効いてくるとは。英語に対する心配が半減した私は、安心して数学と小論文に時間を割くことができるようになりました。
授業においても、私の苦手な分野の過去問や関連問題をピンポイントで用意していただけるため、自分一人では気づかない分野まで抜け目なく対策できたように思えます。また、面接も授業の合間にしっかり指導していただくことができ、そのアドバイスをもとに効率よく対策を進められたことも、合格に向けて役に立ったと思います。
そして受験直前のプレテストを受け、いよいよ本番。好きなお菓子を持って会場に向かい、得意の英語が何事もなく終わり、数学の時間に。開けた瞬間、「あ、終わったな」と本能的に感じてしまいました。とてつもない問題量。そのほとんどが苦手な分野。やばい、その一心でその後の小論文も頭に入ってこず、昼ごはんもお菓子だけ。しかし、お弁当の配布に来てくださった富士学院の先生が「今年の数学は皆難しかったらしい」という励ましと共にキャンディやチョコをくださり、その気遣いにとても救われました。
そして面接。入った瞬間の冷たい雰囲気に「…また終わった」という嫌な予感が。ニコリともしない三人の面接官にとてつもない不安感を抱きつつ応対するも、「女性医師って大変だけど本当にやっていけるわけ?」と何度も問われ、帰りの車に乗るやいなや号泣。これは絶対落ちたわ、そう思いながら親に事の顛末を語ると、父が富士学院に連絡してくれました。その返信には、昼食時にも伺った通り「今年の数学は難化した」ということに加え「面接に一部屋厳しいところがあった」「その(私の)英語の点数ならばおそらく大丈夫」という旨も記されていました。その言葉に支えられたおかげで、合否発表当日まで前を向きながら勉強を続けることができました。
そして最初にお話しした合否発表の話へと戻ります。私が本命だった久留米大学に合格することができたのは、家族や学校の支援はもちろん、富士学院の先生方の授業・励ましや、群を抜いた情報量に基づくサポートのおかげです。
私はまだ、「医師になる」という夢のスタートラインに立つ切符を手に入れたばかりに過ぎません。富士学院でのサポートや励ましの言葉を胸に、これからの大学生活に全力投球していきたいと思います。短い間ですが、お世話になりました。感謝してもしきれない思いです。本当にありがとうございました。
追記:2024年2月27日、見事英検一級に合格を果たしたとの嬉しい報告をいただきました。
思えば富士学院福岡校さんとの出会いは、長男が高校二年の冬だったでしょうか。今から12年前に遡ります。まだ旧校舎だったビルから出てきた長男は、「俺、医者になれるなら、日本のどこへでも行くよ!だから申し訳ないけどお金を出してほしい。オレやっぱり医者になりたいんだ」と、その段階では私立医学部のどこにも通らない成績だったのに、そう呟いたのを覚えています。そこから、長期休み毎に家族で福岡に泊まり込んで、個別指導に通わせたのも良い思い出です。その長男が、ありえないと思っていた久留米大学医学部地域枠(当時)に現役合格し、その三年後、次男が同じく富士学院福岡校に学び、久留米大学医学部地域枠(当時)に現役合格したのが、夢のように思い出されます。二人とも今や、留年、国試浪人することなく、ストレートで卒業し今は医師として、社会貢献できていることを親として、先輩医師として何より幸せに思います。
そして、今年、7年ぶりの末娘の受験に際し、入試制度の変更や、ネット出願!などに家内と驚きながら、親も一からの受験勉強となりました。幸いにして、三人の子供たちの中で、一番成績の良かった末娘には、高校の担任から勿体無いという声もありましたが、『お兄ちゃん達と一緒の大学病院で小児科医として働きたい!』という気持ちにブレはなく、久留米大学医学部学校推薦型選抜(一般)で現役合格を果たすことができました。この夢を実現するために高校一年から長期休みごとに福岡に家族で泊まり込み、時には久留米から兄達も応援に駆けつけ、差し入れをしてくれました。
今ようやく私たち夫婦の子育てはひと段落を迎え、これから受験を迎える親御さん達に思うことは、僭越ながら『親の時代の感覚を捨てよ』です。私も県立歯学部に現役合格し、卒後歯科医となってから、51倍の倍率の私立医学部学士編入を勝ち取ったため、医師としては少々変わった経歴ですが、再受験のおかげで私立医学部がいかに昔と違うかを少しは理解しておりました。そして今や、私立医学部受験は、早期着手、情報、そして受験校選定がキモと言える時代となり、それらを受験生が全て担うのは酷と言えるでしょう。本人は勉強に専念させ、親は医学部予備校選び、そしてその予備校を信じて受験校、受験方法の選定にあたるべきではないでしょうか。そしてその信じるに足る医学部専門予備校が富士学院さんだと頼りにしてきたからこそ、三人の子供たちの久留米大学医学部現役合格を勝ち取れたと思うのです。教務のM先生はじめ、富士学院福岡校の皆様方のサポートに心より感謝申し上げます。
富士学院 福岡校
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