自身が一番必要な、
また頑張れる学習環境のある塾や予備校を探そう。
予備校選択は合否に大きく影響を及ぼします。
集団で大人数での授業を行う大手予備校が良いのか、少人数や個別が中心の医学部専門の塾や予備校が良いのか!?
勉強を頑張る上での学習環境はとても大事です。
それぞれのメリットやデメリットをよく把握し、自分に一番合った塾や予備校を選択することが合格への第一歩となります。
また大手予備校や医学部専門予備校の中でも、それぞれ予備校毎に大きな違いがあるので、
各予備校の中身や考え方などをできる限り把握し、自分が一番頑張れる学習環境のある塾や予備校をぜひ選択して下さい。
授業料も大事。
しかし合格が見込める学習環境で頑張ることがもっと大事。
「学費をできるだけ抑えたい」誰しもが当然思うことですが、ただ皆さんよく考えて下さい。
塾や予備校に通う一番の目的は、医学部に入り医師になるという事ではないでしょうか?
「学費」だけで塾や予備校を選んで、仮に結果が伴わなかったら、それこそ本末転倒の結果になり、
費やした時間だけではなく費用さえも無駄になってしまいます。ただそうは言っても当然「学費」も大事です。
できるだけ学費を抑えながら自身の学力も上がり、合格が望める学習環境の塾や予備校で、ぜひ勉強を頑張って欲しいと思います。
授業料を含め、
年間にかかる費用は必ず確認する。
塾や予備校によっては、最初にかかる「学費」やその他の費用などを少なめに設定し、
入学後に後から別途費用として料金を請求するケースがよくあるようなので、注意が必要です。
入学時には、年間を通してかかる費用を必ず確認することをお勧めします。
表面的な合格実績の数字に
惑わされない。
塾や予備校を選択する上で、大きな要因となるのが医学部医学科への合格実績です。
ただこの合格実績については、塾や予備校毎でそれぞれ実績の出し方が大きく異なるので、
それぞれの塾や予備校が出している合格実績の数をそのまま見るのではなく、
実績の内訳や内容について、しっかりと確認する必要があります。
例えば、私立の一次合格者は二次試験受験資格者であり、最終合格者ではないにも関わらず合格者として出しているケースや、
他学部の生徒を合計して実績として出しているケースや、過去からの実績を合計して出しているケースなど様々あります。
また多くの場合が、合格者の実数ではなくのべ人数を出しており、
のべ人数であれば成績優秀者が一人でいくつもの合格を勝ち取るケースがあるため、本当の実績の中身が分かりにくいのが実情。
大事なのは生徒が何人いて、実際に何人が医学部医学科に合格したのかです。
また信じられない事ですが、実績そのものに全く根拠がなく実績そのものがデタラメというケースもあるようです。
〇〇調べという表示をうのみにせず、本当に調べているのか又どういう調べ方をしているのかなどを含め、
ぜひその中身までしっかりと確認することをお勧めします。
なぜならば、そのことは間違いのない塾や予備校選びに繋がるだけではなく、貴方の大事な将来にも大きく繋がってくることになるからです。
安易な特待生での値引きに
注意をする。
少子化の影響により大学受験者の実数は減り続けており、ここ数年で、かなりの塾や予備校が閉鎖しています。
2024年度も引き続き、医学部予備校業界にとっても厳しい年になり、生徒の奪い合いがこれまで以上に激しくなっていくことが予想されます。
そうなると、生徒を獲得するための授業料のダンピング(値下げ)が今まで以上に行われ、
そのことを正当化するための「特待生値引き」が出てきます。
この安易な値引きは経営を圧迫し、そのしわ寄せは必ず講師や職員などそこで働く人達に影響を及ぼし、
適正な指導ができなくなるなど、その影響は生徒にも及んできます。
最悪その塾や予備校そのものが途中で無くなることも、あるやも知れません。
そうならないように、しっかりとした目で自身が通う塾や予備校を選択することがとても大事になってきます。
できるだけたくさんの塾や予備校を自分の目でしっかりと見て、
自分自身で塾や予備校を決めることが大事。
最後にお伝えしたいことは、自分自身で必ず足を運び、自分自身の目で塾や予備校を見て、
自分自身で頑張る場所を、そして信頼できる塾・予備校を決めることです。
なぜならば、受験をするのは貴方であり、貴方こそが主役だからです。
その上で塾や予備校の説明を表面だけ聞くのではなく、確認すべき大事なポイントについては必ず質問をし、
納得できる形で塾や予備校を選択して下さい。
その際にはここに書いている6つのポイントを思い出し、塾や予備校選択は「合否に大きく影響を及ぼす」「今後の人生にも影響する」
ということを念頭に置き、貴方にとって一番必要な、そして一番信頼できる塾や予備校をぜひ選んで下さい。