この一年間を富士学院で過ごせて本当に良かったと思います。先生方は勉強に対するやる気だけしかなかった私に、最も適した勉強方法を示してくださいました。特に苦手だった生物は、少しでも空き時間が出来たらノートを見直し、友人と知識問題を出し合いながら、少しずつ定着させていきました。その結果、生物の偏差値は一年で25近く伸びました。得意な英語では、先生の指導の下で夏からひたすら演習に取り組み、問題数をこなすことで、どんな問題にも対応できるようになりました。
しかし浪人生活は悩みがつきものです。私もこの一年で何度も勉強を投げ出したくなりましたが、その度に先生や教務の方々に励まされ、なんとかやってこられました。私はいつも見るノートやプリントのいたるところに「今年で合格!」と書き、それを見ながら毎日夜10時まで学院で勉強し、どれだけやる気がなくなっても学院に来ることを心がけました。何度も悩んで挫折しながらもその度に精神的に成長できたことは、今後医学部生になったのち、また医師として働いていく上でも、重要な経験をする事が出来たと考えています。だから皆さんも浪人生活中は思いっきり悩み、考え抜いてください。富士学院にいる先生や職員の方々、ゼミ生の仲間たちは、そんな悩みを優しく聞いてくれる人たちばかりです。そして何より浪人する上で一番大事なことは「医師になりたい」という思いを何よりも強く持つことです。医師になるためならどんな努力でもするという覚悟を持ってください。最後に、私を信じて最後までサポートしてくださった富士学院の皆様、本当にありがとうございました。そして医学部を目指すみなさん、強い意思を持って頑張ってください。もちろん健康第一で!