元不登校児であり、勉強など全くしてこなかった私が医学部に合格できたのはなぜか。その要因として、富士学院の環境が挙げられる。学院の教室を見てもらえば分かるが、余計なものは何もない、勉強だけに集中できる環境が用意されている。こうしたストイックな環境があったからこそ一心不乱に勉強に打ち込むことができ、それが私の合格につながったのだと思う。また、このように富士学院はスパルタンであるが、しかしただ厳しいだけの予備校ではなく、生徒をきちんとサポートする態勢が整っている。
例えば、日常的なこと、問題集のコピーから願書の作成といったことまで教務の方々が親身になってサポートしてくれるし、勉強に関しても、例えば私の学力は富士学院に入学した当初、英語ではSVOCが何のことか分からない、数学では引き算の筆算のやり方が間違っているといったレベルであったが、先生方は嫌な顔ひとつせず本当に基礎の基礎から丁寧に教えてくださったものである。私が合格できたのは先生達のおかげだ。
さて、これを読んでいる医師志望者の中には、医学部に入るには相当な努力が必要とわかっていてもやはり長期間ストイックな環境の中で勉強だけに打ち込むというのは厳しい、自分には耐えられない、と感じて足踏みしている者も多いのではないだろうか?しかし、そうとは限らないことを知ってほしい。私も富士学院入学前は自分には耐えられないのではないかと思っていたし、確かに今振り返ってみると大変な日々であったが、当時勉強している最中にはそれほど苦には思わなかったものだ。
これは熱くてとても入れないと思う温泉も、つかってみると案外ちょうどよく感じることに似ている。喩えが下手で申し訳ないが、ようは住めば都、案ずるより産むが易しということである。人間案外慣れるものだ。人生に一度くらいは、勇気を出して環境を変え、ひたすら勉強に打ち込んでみる期間があっても良いだろう。その舞台として、富士学院という選択肢に間違いはないはずである。