東京科学大学医学部医学科合格
一般選抜(前期日程)
F・K君
富士ゼミ生
西南学院高校
「素直になること」「自己分析を常にすること」そして「楽しむこと」が大事です。
私は一浪時、あまり効果的な勉強が出来ておらず「本当に今年医学部に合格できるのだろうか」と思っていました。そして、その気持ちのまま入試へと突入しました。私の第一志望は東京医科歯科大学でしたが、共通テストで失敗し、結局他の国公立大学の医学部を受験しましたが、合格まで届きませんでした。最終的には、ある私立の大学から繰上合格を一つ頂いたのですが、そのときの悔しさが忘れられず、また私自身受験勉強をまだやり切れていないと考えていたため、本当に迷ったのですがもう一年浪人することを決めました。
もう一年すると決めたときに、まず私は自分に何が足りてないのかを徹底的に分析しました。その中で私に一番足りていなかったものは「演習量」だとわかったため、それを主軸にしようと決めました。私は家ではあまり集中できなかったので予備校に行くことにし、予備校を決める際に三つのポイントを考えました。一つ目は得意科目は自習をメインで進められることです。具体的には参考書で読んだ範囲の問題を問題集で解くことをやっていました。二つ目は苦手な英語の授業を受けられることです。私は英語が大の苦手で、勉強方法も何が必要なのかも全然わかっていませんでした。そのため、英語を一から勉強できる予備校が良いと思いました。三つ目は先生に沢山質問に行けることです。これらの三つのポイント、そして自宅からの行きやすさ等を考慮して、二浪目は富士学院に通うことを決めました。富士学院はカリキュラムを柔軟に変えて下さり、十分な自習時間を確保することができました。また英語の授業も基礎から教えて下さり、安定した力を出せるようになりました。そして質問対応ではどの教科の先生も、どんな質問でも丁寧に深くまで教えて下さりとても良かったです。私は富士学院に来るまで質問に行くのがとても苦手でした。「授業をなぜ聞いてないのか」や「こんなのもわからないのか」と怒られるのが怖かったからです。しかし富士学院の先生方はこのようなことは一切無く、むしろもっと質問しに行きたくなりました。また生徒一人一人を先生方や教務の方々が気にかけて下さり、安心して勉強に集中できました。
私が今年合格できた要因と考えられるものは大きく分けて四つあります。一つ目はわからないものをわからないという状態、そして自分の実力に素直になれたことです。これは本当に難しかったです。自分を、そして相手の言葉を素直に受け止めることで物事の吸収力がとても上がりました。二つ目は常に自己分析ができたことです。今何が足りないのか、そして今どんな状態なのかを見極めることが大事です。特にこれは自分でやることに意味があり、数学や物理化学に役立ちます。三つ目は自分に合った勉強法を見つけられたことです。私の場合、一冊の問題集を何度も解き、すべての問題を素早く解けるようにすることが合っていました。四つ目は問題を解くことを楽しめたことです。やはり受験勉強は辛いことが多いです。しかしその中に楽しさを見出すことで、気付かないうちに思いもよらない到達点まで来ることができます。実際私も問題がどんどん解けるようになってくると、難問にチャレンジすることが日々の楽しみになり、実力もどんどん上がっていきました。
最後に、医学部を目指す人へのアドバイスが三つあります。「素直になること」「自己分析を常にすること」そして「楽しむこと」です。医学部合格を果たせることを願っています。