2023年度医学部受験に見事打ち勝ったY・Mさんの合格体験記です。

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2023年度合格体験記

川崎医科大学合格

一般選抜

Y・Mさん

富士ゼミ生

私を信じてくれてる人たちを裏切るようなことをしていた私が合格できたのは、親だけでなく先生方や教務の方たちが私に本気で向き合い続けてくれたからです。

私は四年かかって医学部に合格することができました。こんなにも時間がかかってしまったのは、正直、本気で受験勉強に取り組むことができていなかったからです。リズムを整える寮生活や情勢を知る新聞試写、朝テストなど授業だけでなく様々なサポートをしてくれる環境であるなか、提出物をほとんど出さず、授業中は寝てしまうなど本当に受験生で無いような、親を含め私のことを信じてくれてる人たちを裏切るようなことをしていたと思います。しかし四年かかってでも合格をすることができたのは、親だけでなく先生方や教務の方たちが私に本気で向き合い続けてくれたからです。
二年目で一つも一次合格が来なかった時は他学部を親から勧められました。それでもお願いをして、もう一年やらせていただきました。私が他の受験生のように受験に向き合ったのは三年目からだと思います。毎朝のテストや提出物を出す、朝は決められた時間に富士へ行く、計画表を書く、当たり前のことを一つひとつこなすようにしました。それらの当たり前のことを続けることが私にはできていなかったし、それをすることで成績も上がり、自分の中の生活面でも変わることができました。
三年目はAOの金沢医科、前期は帝京、後期は埼玉医科、金沢医科の一次合格をしましたが、二次合格はできませんでした。後期までの間は本当に必死で過去問を解いていたと思います。
四年目は本当に精神的にしんどいものでした。今まで一次合格すら取れていなかった自分が一次合格から二次合格を取ることの難しさを体感し、また一年を勉強で過ごすこと、周りの知っている人たちがほとんど合格を決め、取り残されていくことを凄く感じたからです。それでも毎日自分に向き合っていただいた教務の方や先生方、両親のお陰で、四年目は、金沢AO含め一般選抜は川崎、金沢、岩手、東京女子と数多くの一次合格を取ることができました。日々の授業や週間テストだけでなく、先生方には苦手分野の補助プリントや、過去問の添削、受験校ごとに特化した予想問題を作っていただき、それが合格に繋がったと思います。
また、小論文の授業は書き方や様々な情報を教えていただくだけでなく、先生に勧められた本が自分の中で大きかったと思います。私は人を救いたいという漠然とした思いはありましたが、どのような道に進みたいかなど二転三転し定まっていませんでした。授業時に勧められた「命の停車場」は訪問医を主人公に、様々な医療の姿にスポットを当てた作品でした。私がその中で一番心を揺さぶられたのが、小児癌を患う子供や親のシーンでした。そこから私は小児科医を目指し、子供を救いたいという思いが強くなりました。それにより面接でも自分の想いを言葉にしやすくなったと思います。教務の方が東京まで付いてきてくださったり、何度も面接練習をしてもらいました。また他県に行っても、他校舎の先生方から面接練習をしてもらい、岡山では川崎医科大学に特化した面接練習をしてもらいました。
また、一年先に合格した友達から沢山の情報や、大学での生活について聞くことができました。大阪校ができて共に歩んできた私ですが、本当に私が合格できたのは沢山の人達のおかげです。ここで学んだことを活かし、六年間ストレートで卒業、国家資格に合格し、沢山の人を救える医師に私は必ずなります。

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