福岡大学医学部医学科合格
一般選抜
S・F君
富士ゼミ生
弘学館高校
自分を支えてくれた家族、大嫌いな勉強を嫌いにしてくれた先生方、教務の皆さん、お世話になりました。
私は四年間、富士学院でお世話になりました。
高校の時は、全く勉強しておらず、偏差値三十~四十を彷徨っていました。私は、医学部に行きたいという気持ちは全くなく、医者になることをあまりよく思っていませんでした。また勉強(特に数学)が大嫌いだったので、専門学校に行こうとしていました。しかし親と色々あって、浪人することになりました。
勉強が大嫌いな自分にとって、浪人は地獄でした。一浪目は、自分のやりたいこととは違っていたので、授業中に居眠りしかしていませんでした。結果は当然、福大の薬学部以外全て落ちました。福大は行きませんでした。
二浪目は、前年よりもマシになりました。なぜなら、授業中に寝ていた時間は減り、英語と化学の成績が格段に上がったからです。しかし、結果は一浪の時と変わりませんでした。
三浪目は仮面浪人をしました。三浪目の時の担任の先生が、数学のマンツーマンで根気強く教えていただいたお陰で、一次合格できましたが、惜しくも二次合格はできませんでした。四浪するか、大学に行くかで悩んでいた時に、担任から「前の年に一次をもらったら、次の年に大体合格する」と言われて、四月の初めに浪人を決意しました。
四浪目も、三浪目と同じ担任の先生の下で数学を中心的にやり、今までほとんどやっていなかった赤本を少しずつやりました。結果は、一次合格を三つもらい、正規が一つ、補欠が二つでした。
浪人を経験して、医学部受験で重要なのは、二つあると思います。一つ目は模試の結果を気にしないことだと思います。実際、私は模試でA、Bだったことは一度もありません。しかし心配することはありません。富士学院の先生方は、そんな私を合格に導いたすごい人の集まりです。ましてや、医者になりたくて富士学院を選んだ皆さんなら、私よりも楽に合格できると思います。
二つ目は予備校を休まないことです。月曜日から土曜日は朝七時前に家を出て、二十三時半に家に帰り着く、日曜日は朝八時半に家を出て、十九時に家に着くという生活を私は四年間、予備校が開いていない場合を除いて、一日も休まず続けました。
これから医学部を目指す皆さん、「努力は人を裏切らない」という言葉がありますが、私はこの言葉が嫌いです。もちろん努力は合格するには必要不可欠です。皆さんの周りの人は全員が努力します。そうなると、全員合格します。しかし実際は違います。合格する人とは、試験で力を発揮する人です。そのために、授業と試験を全力で受けて、復習してください。分からないことがあったら、先生達に遠慮せずに質問に行ってください。
最後に、こんな自分を支えてくれた家族、大嫌いな勉強を、大嫌いから嫌い程度にしてくれた先生方、教務の皆さん、四年間お世話になりました。