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僕が医学部に行こうと思ったのは高校3年の時だった。大学進学を控えどこに行きたいかも分からず、漠然と医学部を目指していた。親にこの事を伝え、塾を探してもらい入ったのが富士学院である。ここで私は、「勉強すること」と「医学部に入る難しさ」を実感した。
現役生の頃は勉強に対する意識も低く、一次さえも受からずに終わってしまった。だから、親にラストチャンスと言ってもう一度富士学院に入れてもらった。現役と浪人の違いは、圧倒的に勉強の量だった。浪人生になり、現役の時以上に医学部の難しさを感じ、挫けそうなときも多々あった。この時励みになったのが周りの仲間だった。「あいつがやっているから負けられない!」という気持ちが出てきて、勉強にも力が入った。また、私は決して優等生ではなかったので、先生によく怒られていた。時には何故ここまで怒られるのかと、涙をのむ時もあった。しかし、怒るには相手も体力がいるし、先生は自分の事を思って怒ってくれていると思い頑張って見返してやろうと、それがやる気にもつながった。最終的に、怒られてでも、挫けずにやれたのが合格につながったと私は思う。浪人したことで勉強はもちろん、精神力など「良医」に必要な資質が学べたと思う。この場を借りて、これまで教えて下さった様々な先生方にお礼を述べたいと思う。これから僕は川崎医科大学に進学するが、そこでも今まで以上に頑張っていきたいと思う。
最後に医学部を目指す人へ、医学部合格は狭き門なので、小手先の勉強ではいけない。でも努力し続けて無駄になることは無い。きっと将来に役立つと思う。ただ、人に言われてやるのではなく自分からやっていかなければいけない。最後まで頑張れ!!