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私は大手予備校で3年間過ごし、合格を勝ち取ることができなかった。私は、高校の時は部活動に打ち込んでおり、そのため勉強の習慣がほぼないまま、大手予備校で浪人生活を始めた。生活リズムや勉強法も自己流を通し、どの教科も得意な分野だけよく勉強し、苦手な分野は放置しがちなものとなり、不完全でバランスが悪かった。さらに、私立医学部問題の対策も疎かにしたまま受験に挑んでいたため、不合格という結果は必然であったと思う。
私はこの状況を打破するために必要なのは、今までの自分を否定すること、つまり、自己流を捨て合格を勝ち取るための基準を自分で判断しないことだと考えた。そこで私は、私立大学医学部受験に特化した先生たちを揃え、大手ではまずありえない少人数制で、きめの細かい指導を行う富士学院ならば自分に足りない部分を補ってもらえ、富士学院のカリキュラムに沿って勉強することで、医学部に合格できると確信し入学することを決めた。
その判断は正しかった。富士学院での1年間は期待通りだった。授業は私立大学医学部を受験する上で必要なものばかりであったし、また、分からないことや理解しづらい部分は親切・丁寧に納得いくまで教えていただいた。先生方が非常に熱心であり生徒想いである。また、普段の生活においても教務の方々にしっかりサポートしていただいたことも富士学院ならではだと感じた。そして何より、医学部合格という同じ目標を持った友達が周りにいる環境がとても良く、お互いが刺激し合い、切磋琢磨し、モチベーションを高め、維持することを可能にしてくれたと思う。
このように、受験を乗り越えるために勉強面・生活面でしっかりと支えてくれる環境が富士学院には揃っている。あとは、生徒自身の「医師になる!」という気持ちの強さだと思う。私は恥ずかしながら富士学院に入学するまで、絶対合格するという強い気持ちが足りておらず、将来についても考えていたつもりだったが、今思うと漠然としていて甘かった。富士学院での1年間で小論文の時間や面接がきっかけとなり、自分がどんな医師になって、将来どんなことをやりたいのかを考えることができたのも大きかった。大袈裟かもしれないが、富士学院で過ごした日々は、私の人生にとって大きな出来事のひとつだったかもしれない。
最後に富士学院をはじめ、受験に関わった方々、友達、そして家族にほんとうに感謝している。今後もこの気持を忘れず、良医になれるよう努力していこうと思う。