川崎医科大学に見事合格したY・T君に話を伺いました。
校舎長
合格おめでとう!その瞬間に感じたことを教えてください。
Y・T君
一歩医師に近づいた!「違う世界が見えた!」という感じでした。
校舎長
T君は現役生の頃から富士学院に通っていたけれど、浪人して何が変わった?
Y・T君
高3の5月からお世話になっていましたが、現役時は「まだ次がある、何とかなる」という、今思えば非常に甘い気持ちで受験に臨みました。結果、3校受験しましたがすべて不合格でした。浪人してからは「今年ですべてやりきらなければならない」という気持ちで新年度の生活をスタートしました。
校舎長
富士ゼミ生としてどんな気持ちで学習を開始した?
Y・T君
高校と違い、年齢の幅も広く、さまざまな経歴の人がいたので、あまりの環境の変化に当初は戸惑いましたが、医学部を目指す人ばかりなので、それを励みにして努力しようと決意しました。
校舎長
ゼミ授業の印象は?
Y・T君
前半はどの科目も「基本事項の習得」を徹底する授業でした。医学部を受験する人に特化した少人数の授業なのでとても刺激になりました。
校舎長
当初の決意通り、思うように授業に臨めましたか?
Y・T君
開講からしばらくの間、個性豊かな人が多くて自分の中では今までにない世界を感じ、うわついた気分で日々を過ごしていました。
校舎長
変わったきっかけは何かある?
Y・T君
面接指導や三者面談などで「ここへ何しに来てんねん?」と親の前で面と向かって自分の生活態度を問われ、自分を見つめ直すことで初心に戻りました。
校舎長
初心に戻ってからの取り組みで苦しかったことは?
Y・T君
9月以降の演習に入ってからが本当にキツかったです。基本事項の徹底ができていないと演習問題には全く手が出ないということがわかり、自分が手を抜いていた、やったつもりになっていたことを実感しました。
校舎長
どうやって乗り越えた?
Y・T君
自分でやるしかないので、反復練習に時間を割きました。夜遅くまでやるのではなく、とにかく朝早く起きて基本事項を反復して身につける時間を確保しました。
校舎長
息抜きは?
Y・T君
前期は体育で発散しました。日々の学院生活では授業と自学習の時間が大きなウエイトを占めているので、食事の時間に思いっきりリフレッシュしてメリハリをつけるようにしました。
校舎長
受験が目前に迫ってきたときの心境は?
Y・T君
緊張が増すと同時に集中力も増してきました。勉強すればするほど「もっとやらなければ」と、終わりの見えない不安がありましたが、試験前日には「今自分が持っているものを最大限出す」と切り替えることができました。
校舎長
一次合格時の率直な気持ちは?
Y・T君
声にならない叫びをあげていました。「合格」という文字をはじめて見たので・・・(笑)
校舎長
二次試験の面接に向けての対策は?
Y・T君
動作、話し方、話す内容・・・、全てが苦手克服の連続でした。「医師志望理由」でさえ、自分の思いを伝えることの難しさを感じました。練習を重ね、徐々に自分の思いが言葉になっていくのがわかりました。また、私は地域枠での受験なので、常日頃から父や祖父に「地域医療」の話を聞き、それを自分なりに解釈・想像し、考えを表現できるようにしていました。
校舎長
合格できた大きな要因は?
Y・T君
不安や絶望感を一切持たず、「絶対に医師になる」という強い気持ちで、全ての授業に出席したことだと思います。また、決して表面的ではない接し方で支えて下さった先生や職員の方々のお陰で今の自分があると思っています。感謝しかありません。
校舎長
入学後の抱負は
Y・T君
進学先の理念を実践して、一人の人間として、社会人として成長したいと思います。
校舎長
医学部を目指す後輩にアドバイスはありますか?
Y・T君
自分が医師になりたいという思いを持ち続けること、授業を信じ指導を素直に受け入れることが大切です。あとは自分が努力し続けることです。