近畿大学医学部医学科に見事合格したT・Oさんに話を伺いました。
校舎長
合格おめでとうございます。「合格」した瞬間の気持ちは?
T・Oさん
夢かと思いました!!
校舎長
ここまでの医学部受験への取り組みを振り返ってほしいのですが、1年目はどのように過ごしましたか?
T・Oさん
浪人1年目は大手の予備校に通いました。しかし、「医学部」への受験学習が効果的に進まず、自分には合っていないと感じました。
校舎長
2年目以降、富士学院で学習することになりました。なぜ富士学院にしようと思ったのですか。
T・Oさん
寮のある医学部専門の予備校をインターネットで調べて判断しました。校舎や寮が明るくきれいなイメージだったのでお世話になることにしました。
校舎長
富士学院での3年間はどのようなものでしたか。
T・Oさん
1年目は大事な時期に体調を崩してしまい、集中力が持続しなかったことが私自身の大きな誤算でした。2年目は自己管理を徹底し、健康管理、体力維持に努めました。学習面では、英語・数学を重点的に取り組みました。英語は苦手科目で、それまではほとんど理解できず、成績も全く伸びなかったのですが、好きな科目になっていきました。数学も自力で解けるようになり始め、力がついてきていることが実感できました。入試の結果は一次合格止まりでしたが、それだけで嬉しかったです。
校舎長
そして、3年目の今年、どのような心構えで臨みましたか?
T・Oさん
今年は決着の年と決め、2年目と同じように英語・数学を固めながら、理科の精度も高めていくよう、淡々とバランスの良い学習を心がけました。
校舎長
日常の学習で心がけていたことはありますか。
T・Oさん
当然のことなんですが、授業を集中して聞くことと、復習を重視することです。
校舎長
富士学院の学習システムで特に良いと思ったことは。
T・Oさん
テストの多さ、特に毎週末に実施される"週テスト"です。その週に習ったことが本当に理解できているかどうかの確認になるので、復習重視の私にはとても役立ちました。土曜日に実施されるので、間違えたところ、理解不足の箇所をその日のうちに見直せ、定着させることができました。土曜日にその週の復習を完結させることで、日曜日は予習に回すことができ、無駄のない学習サイクルを確立することができました。土日の使い方は非常に大切だと思います
校舎長
生活面についてはどうでしたか?
T・Oさん
一日6時間は睡眠をとるようにし、規則正しいリズムで過ごし、一日も休むことなく、7:30~22:00の開館時間を授業と自学習にフル活用しました。食堂が校舎内にあり、3食きちんと摂ることができたのも非常に良かったと思います。外食だと行って帰るだけでも時間の無駄になります。
校舎長
黙々と「自学習」に励む姿が印象的でしたが、工夫していたことはありますか?
T・Oさん
独自のスケジュール帳を作成して活用しました。教科別に色を決め、その日学習した時間と内容が一目でわかるようにしました。毎日毎日全科目をこなしていくのは難しいので、色が少ない科目があると「危機感」を持ち、その色を増やしていくことで不安から脱出していきました。自分が何にどう取り組んだかという「軌跡」を残すことで、何をなすべきかが自ずとわかるようになりました。
校舎長
そうやって迎えた受験期、一番きつかったことは?
T・Oさん
昨年は一次合格がきて、今年も周囲の人には一次合格が出始めている中、受験が後半戦に差し掛かっても、自分には全く結果がついてこなかった時が一番精神的にきつかったです。
校舎長
そんな厳しい状況の中で、励みになったことはある?
T・Oさん
励みというよりも、「一発逆転もあるんだから、女の意地を見せなさいよ!!」という教務の方の言葉が印象的でした。この時のことは一生忘れないと思います。
校舎長
近畿大学の一次合格の瞬間は?
T・Oさん
合格していることを知らずに次の受験に備えていました。一次合格がわかった時は、「いける!」って思いました。二次に向けて気を引き締め直しました。
校舎長
見事に二次試験を突破し、「いける!」を現実のものにしたわけですが、これから医学部を目指す後輩たちに一言お願いします。
T・Oさん
受験生の誰もが「自分は努力をしている」と言うと思いますが、自分で言っているうちは甘えや無駄がまだまだあり、本物の努力ではありません。自分や一部の人だけでなく、周囲のどんな人が見ても「あの人は努力している!」と言われる人だけが合格できるのだと思ってください。
校舎長
最後に、大学入学後の抱負を聞かせてください。
T・Oさん
富士学院で培った生活や学習の習慣を活かし、国家試験合格を見据えて、勉学やそれ以外のことにも努力し続けていきます。
校舎長
これからの活躍を大いに期待しています。
T・Oさん
ありがとうございました。